
イタリアやスペイン、フランスなどの産地のなかから、おすすめするフルボディの赤ワインを3選ご紹介します。フルボディは、タンニンが多く含まれていて渋みや苦みなども感じられるしっかりした味が特長です。ワイングラスに入れると全体がガーネットの濃い色味で、これぞ赤ワインといった風合いです。
<目次>
アマローネ(Amarone)
アマローネ (Amarone)は、イタリア北部・ヴェネト州にあるヴァルポリチェッラ村で作られる赤ワインです。収穫後に100日程度干しブドウにして凝縮したものを絞って作られます。一般的に干しブドウというと甘いブドウの印象がありますが、アッパッシメント製法と呼ばれる独自の乾燥法により、名前のとおり苦み(”Amaro”は伊語で”苦い”の意)が前面にくるこだわりのテイストになります。イタリアのフルボディの代名詞の一つとも呼ばれ、世界中のワイン好きを虜にしています。価格帯は3,000円~15,000円程度です。
ヴァルポリチェッラで作られるのは他にも、ブドウを絞っただけのヴァルポリチェッラクラッシコ (Valpolicella Classico)、収穫したあとに少しだけブドウを乾燥させてつくったヴァルポリチェッラ スーペリオーレ (Valpolicella Superiore)、そしてアマローネで絞った干しブドウのカスを再度漬け込んだヴァルポリチェッラ リパッソ (Valpolicella Ripasso)などがあります。
リパッソは、アマローネの凝縮した味わいに近くお値段もお手頃で、おすすめです。有名な銘柄としては大規模な生産を行っているMASI社がクオリティも安定していて人気があります。

リオハ (Rioja)
リオハは、スペインの北部のラ・リオハ州、美食の街として有名なバスク州とフランスとの国境にあるナバーラ州にまたがっているワインの一大産地です。
そこで作られるワインは主には、スペインの主力品種であるテンプラニーニョ (Tempranillo)、グラシアーノ (Graciano)、ガルナッシュ(Grenache)を混ぜて作られています。いずれの品種も濃厚な味わいが特長のフルボディで、銘柄によって配合は異なっています。一般的には70%/20%/10%くらいのものが多いですが、温暖化の影響で酸味が弱くなったグラシアーノを100%使う農家も出てきています。長期熟成にも適していて、味がよりまろやかになっていきます。
おすすめは、テンプラニーニョの割合が高いワインで、お値段もフランスワインなどに比べると抑えめになっています。

バローロ(Barolo)
バローロは、イタリア北西部のピエモンテ州バローロ村で生産される赤ワインです。主にネッビオーロ種が使われ、酸味と渋みが強い濃い味わいが特長です。
イタリアのワイン格付け最高位「D.O.C.G.」に認定されており、「ワインの王様」とも呼ばれているフルボディのワインです。最低でも3年間の熟成が必要とされており、生産地域は多様なテロワールが入り組んでいるため、土壌や生産者のスタイルによって異なる味わいを持っています。
ちょっとしたご自宅での贅沢なワインとしても、友人宅に招待された手土産として持っていっても喜ばれること間違いなしです。価格帯はワイナリーによって差がありますが、3000円~20,000円程度です。


